陰翳礼讃を読んだ

#日本の美 #照明 

陰翳礼讃を読んだ。

日本の文化には闇の存在が横にあった。その中にいて、日本人の美の感覚が、薄暗い光の中ですら、美しいものを見出す。その中から生み出された、美しいものが日本の文化になっている。

だから、日本は一回、薄暗くして今までの歴史や文化を見直さないといけない。

陰翳礼讃の中のお吸い物を漆の椀で飲む描写に、しっとりとした時間や幸福感、情感が詰まっている。

その中にこそ、西洋が生み出せない、心を奪う美しさがある。

写真は妙心寺雑華院

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